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平成27年3月以前のコラム
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2017年9月22日(金)

 今年8月に福島県水産試験場で漁業の現況について現地で伺いました。
 まず初めに福島県についての報道は原発についてのマイナスの面ばかりが強調され、その他についてはほとんど発信されていないため、実際の現状というものがよく理解されておらず風評被害につながっていることから、どのような取り組みを行っているかよく理解してほしいとのことでした。
 福島県から出荷される魚介類は県が毎週約200体を放射能検査し、それとは別に漁協でも毎日自主検査を行っています。国の基準値100Bq/kgに対し、県漁連はその半分の50Bq/kgを自主基準に設定し、漁協で水揚日ごとに検査を実施しています。漁協では25Bq/kgを超えた魚介類は水産試験場に再検査を依頼し、安全性が確認されるまでは出荷をストップする万全の体制を整えています。
 そもそも魚介類が汚染された原因は、事故直後の高濃度に汚染された海水に触れたためで、事故直後の高濃度汚染水に触れていない、震災後しばらくして生まれた魚介類にはほとんど影響がないとのことです。
 現在、東京や宮城県など20都府県へ出荷しており、概ね他県産と同等の価格で取引されていますが、マイナスの情報が流れると買い控えられることもあるそうです。
 簡潔にまとめて記述しましたが、当日は詳しい説明をしていただきました。確かに報道では原発に関する情報がほとんどで、水産業に係わる仕事をしていながら、福島県の漁業関係者の取り組みには無知でしたが、このホームページを見ていただいた方に情報をお伝えすることで少しでも力になれればと思います。また、消費者の方にはマイナス面ばかりではなく、プラス面の情報も自ら積極的に取り入れたうえで選択することをお願いいたします。


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